japaneserussiankids's blog

日露国籍問題-国籍確認訴訟から見えてくる国籍法11条1項の問題-

コメント#39-日露国籍問題-国籍法に対する無知から来るネット上の反応、そして「日本人としての自覚や誇り」について考えてみた-

 

japaneserussiankids.hatenablog.com

   元記事 ↑↑↑ を必ず参照してくださいね~。この記事は元記事の続編です。右側の月別アーカイブ「2017」のところをクリックして日付順に読むと理解しやすいと思いますョ。

 

 もう3月も終わりですねェ~。もうすぐ桜の季節だ、、、桜が楽しみだなァ~。あの、パッと美しく咲いて、パッと美しく散っちゃう、、、潔さというか、儚さというかなァ~、その部分に日本人のメンタリティーが共感する部分があるんだろうなァ~、、、仏教で言うところの「無常」というやつだ、、、欧米の文化ではなかなか理解され難いものなのだろうと思うが。。。それでも例えば、映画で言うところの「ラストサムライ」に表現される日本人の精神世界、「リトル・ブッダ」に表現される仏教の基本的な物の見方や死生観、その他にもスポーツで言えば剣道や柔道、そして各種文化活動などを通して、また多くの在外日本人などの長期にわたる地道な努力によって、少しずつ、日本のメンタリティー(精神世界)や文化というものが欧米をはじめとする世界に理解されるようになってきたのだろう。。。今では、世界でも日本の桜は人気だ。。。

 などと、突拍子も無い前振りで申し訳ないが。。。これらの「日本人のメンタリティー(精神世界)や文化」については後でちゃんと触れさせてもらいますヨォ~。

 

 というわけで、今日は、この国籍問題に対するネット上の反応について書いてみよう。

 

 この問題については多くの人がネット上に様々な意見を書いている。この問題に関心を持ってくれていること、そのこと自体はとてもうれしいことだと思う。しかしながら、「知恵袋」などの回答を見ていると、中には専門家気取りで解説している人もいるわけだが、自分の知る限りで言えば、残念ながら的を射た回答は皆無だ。。。惜しい~~~、と思う回答はいくつかあるようだがね。。。結局のところ、ほとんどの人が国籍法のことなんか良くわかっていないということなんだろう(もちろん自分を含めてだ。)。。。2013年に自分も行政の相談窓口で行政書士にこの国籍問題を問うたが、チンプンカンプンという感じで、こちらが戸籍の有無と日本国籍の有無は別物だと言うことを解説して終わるような状態。。。法律家にしても満足に国籍法を学習する機会なんてほとんど無いんだろう。そして、国籍法を真の意味で専門とする弁護士、研究者は僅かだ。。。。実際に自分も、そのような国籍法について真の意味で知識を有する弁護士に出会うまでに苦労したしなァ。。。

 

 実際のところ、全ての人に国籍法は深くかかわっているわけだ。。。日本の行政の各種保護を受けられるのも、つまり、各種給付金の受給も、学校に行くことが出来るのも、病院に安心して行けるのも、日本のパスポートを使えるのも、他にもいろいろ、、、国籍法によって日本国籍保持者であるという法的地位が確定されているからだ。。。ところが、あまりに、空気や、水みたいにさァ、当たり前すぎて、実際その重要性や、国籍問題の複雑さ、難しさを実感することが出来ないのだろう。そして、何らかの外国との接点を持つ立場になって初めてそれらのことを理解するわけだ。。。

 

 そして、この問題に関する提訴時、そして、1審判決時の2chやそれに類似するページに於いては、その書き込みの多くはもう無茶苦茶だ(その一方で読んでいて面白いのも事実だが、、、)。。。自分の周りを見回すとさァ、例えば、世界と言えばアメリカだ、と言わんばかりの人が時々いるんだが、2chの住人に関して言えば、アタマの中には日本と中国、韓国しかないのでは、、、と思うような書き込みもある有様。ちなみに、この日露国籍問題は、中国、韓国は全く関係ないんだが、、、全く愚かだねェ~~~。(中には、惜しい~と思いながらも、ナルホドなァ~~~と思う有益な意見もいくつかあったが。。。)そして、更に極端な人の言うには、日本は優秀で、それ以外の国はダメなんだと。。。自分は日本人として、そして日本人のメンタリティー(精神世界)や、文化にごく自然な誇りを持っているが、その一方で、世界中のそれぞれの国にそれぞれの誇りがあることも理解しているつもりだ。良い意味でも悪い意味でも、いろんな人がいるんだよ、世界にはね。。。そういう極端な人は今の日本が鎖国して普通の生活が出来るとでも思っているのかねェ。。。ちなみに、よくお世話になるコンビニ弁当ひとつ例にとっても、裏方で実際に作っているのはその多くが外国人(あるいは日系外国人など)だ。。。今の日本人なんかなかなかやりたがらないだろ、そういう仕事。。。そういう極端な人たちは、裏方で多くの外国人に支えられて今の日本が成り立っていることなんてイメージできない(その事実を隠そうとする一部の経営者にも問題はあるが、、、)のだろうし、理路整然とモノを考えたり、洞察したりということもできないのだろう。そして、日本に閉じこもって(あるいは家に閉じこもって)生活していく。。。「井の中の蛙、大海を知らず」。。。と言うことだ。。。

 

 イャ~、またまた長くなっちゃったなァ~。続きは次回にしようか。。。